知らない本を読む知らない人とすれ違う、ときめきアプリ taknal

突然ですがtaknalというアプリをご存知ですか?

taknalは、あらかじめアプリに読んだ本を登録しておいて、同じくtaknalに本を登録している人とすれ違うとその人が読んだ本がタイムライン上に並ぶというアプリです。すれちがい通信みたいなものですね。たぶん。(と言ってもすれ違いを察知する距離はかなり広範みたい?体感ですが。)


例えばこちらが私がすれ違った本。

有名な作品ですが「桐島、部活やめるってよ」というタイトルがキャッチー過ぎて陰キャな私はスルーしていたのですが感想文を読むとスクールカーストについての表現が上手いらしく俄然読みたくなったのでした。スクールカーストって渦中にいる(特にカーストの下の方にいる)学生たちにとってアイデンティティに関わる重大な問題で。その中で生まれる葛藤や劣等感は青春の苦しみの大部分と言っても過言ではない。と私は思っているので期待しています。

すれ違った本で読みたいものがあれば♡マークをつけられ、後からそのリストを見返すことができます。

たまに電車に乗ったりすると何百冊にも出会えます。
それも楽しいのですが、やっぱり人とほとんど会えない時に一人すれ違ったりするととてもときめきます。
そしてその人について知れる情報はその本を登録したということと100文字以内の感想文のみ。
かなり「図書館のあの人」感があります。
時折同じ人に2回会ったりすると、それはもう軽く恋です。(私の通り道に住んでる人だろうか?)


というわけで実際に出会った本を買ってみました。自分では買おうと思いもしなかった(というか存在自体知らなかった)本を読めるのがこんなにも楽しいこととは知りませんでした。

ちなみに私の感想文は

好きを仕事にする、ってよく言うけどそれは実は仕事になるまでしつこくやり続けることなんだな。「しつこくやる」がキーワード。

そして、それを誰かが「読みたい」の♡をつけてくれました。そうやって本が循環していくのってすごく素敵。


顔を知らない年齢も性別も知らない、でもある日ある時同じ場所にいた人と読んだ本を共有できるのってすごくロマンチックじゃないですか?

本ってすごくパーソナルなものだし、その本への感想をひと言読むだけで、その人がどんな人かということにまで想いを馳せてしまうのです。
そして運命を感じて読んだ本っていつまでも記憶に残ると思います。

今日はどんな本に出会えるかな!

この記事を書いた人

natasha

大阪でWebデザイナーをしています。フリーランスです。
得意な料理は具なしパスタ。
好きな飲み物はビール。
ハマっているのは限りなくストレートに近いハイボール。
あとはワインと日本酒。
特技は体育座り。

I’m a freelance web designer in Osaka.
I’m good at making pasta without fillings.
My favorite drink is beer. Whisky, red wine, Japanese sake and so on.
I usually just sit with my knees hugged.